eval-sv:ステップ実行

• eval-sv

• eval-svを使って、WiLiKi:Scheme:call/ccパズルを解いて？みる。
• その一
• その二
• 応用

eval-svを使って、WiLiKi:Scheme:call/ccパズルを解いて？みる。

その一

(use eval-sv)
(define-values (eval/sv env) (make-eval/sv :isolate-port? #f))
(define *cont* #f)
(define (sv type symbol expr args return except)
  (let/cc cont
    (set! *cont* cont)
    ;; 人間が確認する目的で、↓の値を返す
    (return (cons (or symbol expr) args)))
  (apply expr args))

(eval/sv
  '(let* ((yin ((lambda (foo) (newline) foo)
                (call/cc (lambda (bar) bar))))
          (yang ((lambda (foo) (write-char #\*) foo)
                 (call/cc (lambda (bar) bar)))))
     (yin yang))
  sv)

あとは、

(*cont*)

を実行する毎に、ステップ実行される。

• とは言え、出力内容は「(#<closure (#f #f #f)> #<subr continuation>)」とかなので、どれがyinでどれがyangだか分かったものではないけど……。
• せめて、もう少しtrace的に、呼び出し構造も取得できれば、もっと分かりやすくなりそうだけど、eval-svのやり方では、trace的な呼び出し構造は取得できない多分。

(この、1ステップ毎に継続を取り出して保存するやり方は、S式バトラーで、スレッド的に二人のキャラクターを行動させる手段としても利用している。)

人間が頭の中でこのコードを評価する場合も、おそらく1ステップずつ実行？しつつ、それが正しいかどうかを一つずつ検証していくものと類推できる。 という事は、同じアルゴリズムで疑似AIにコードを書かせたり検証させたりするのであれば、eval-svはそれなりに役立つのではと思われる。

• 大昔に自分がcall/ccパズルを解いた時の答え→pw:nekoie-call/ccパズル解

その二

その一で、1ステップ毎の継続が取り出せる事が分かったので、以下の点を強化してみる。

• 継続取り出し以外の副作用を無くす
  • 具体的には、sv内でset!している部分をどうにかする。
• eval/svで検証中のコードが正常終了した時の扱いを、1ステップ実行して継続を返した時と区別できるようにする
  • 今はcall/ccパズルを扱っているので、正常終了する事は無いが、(普通に正常終了するような)他の問題も扱えるようにしたい、という事
• 1ステップ毎の継続及び返り値を*history*にpush!し、あとから容易に比較/再実行できるようにする

続きはあとで。

応用

あとで。